本日から数回にわたり、過去のコンクール作品と製作者インタビューをご紹介いたします。
第一回目はファクトリー横浜(横浜工場)の工場長である宮澤宏明工場長が製作した作品『至福の散り際(新種バラニク)』をご紹介。

2017年度のコンクールに出品され、見事2位を受賞。
「薔薇」と「バラ肉」を組み合わせた、アイディアと技術に溢れた作品です。
〈製作者インタビュー〉
〇普段はどんなサンプルを製作しているのですか?
「フードのメニューと言うかサンプルを製作しています。前にはお菓子の仕事もやっていましたし、いまは変わった特殊なものなんかも依頼を受けるのでそちらの方に尽力しているかたちですね。全体的に一通り出来る感じです。」
〇食品サンプルを製作する際に気を付けていることはありますか?
「買い手側が喜んでくれるようにイメージしなければいけないなと常に思っていますし、自分の技術というか持っているものをそこに全てぶつけるつもりで、いつもやっています。」

〇どのような経緯で製作されたのですか?
「サンプルでしかできない表現、お肉が置いてあって、バラ肉・・あと薔薇・・っていうのが閃いて、何か掛け合わせられないかなということで・・・。普通に作っても面白くないので『度肝を抜く』『びっくりするような』っていう思いで、ここに至りました。」
〇製作する上で大変だったことは何ですか?
「まぁ全てなんですけど、まず全体の構想ですね。薔薇が肉に変わっている所と、あとは垂れてる所です。」

〇この作品へ込めた思いを教えてください。
「本当の薔薇は散ってしまったらもうそれだけなんですけど、寂しいじゃないですか。でもあえてそこに注目してそこから自分のまた幸せが来るという。一応そういう全体の構想を頭で描いたうえでやったので、全体を見て欲しいなという風に、その思いを感じて欲しいなという風に思います。」
インタビューの全貌は元祖食品サンプル屋公式YouTubeにてご覧いただけます。
第二回はちょっと不思議で愛らしい作品をご紹介します。
更新をお楽しみに!